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2008年6月12日 (木)

Nikon D300 (9) 「CAM3500 」について

昨今のデジカメ界は、群雄割拠の戦国時代の様に生き残りを掛けて、競争他社様も競って高性能を売りにする為に、CCD・CMOSを独自に開発したり、或いは互いに供給しあって生き残りを計っています。撮像素子のCCD・CMOSに勢力を傾けなければ成らないのは判りますが、その他の部分をどの様にして他社との差別化を図った商品を企画するのかが、そのカメラメーカーの独自の商品企画力であると私は思います。Nikonは独自に開発した世界最強のオートフォーカスモジュールCAM3500をD300とD3に、搭載しています。

実は私が今回、この記事を書いたのは技術革新の早い今、D300の凄さを語るにはココだと思っています。この部分の開発をNikonがオロソカにしてなかった事が、私は嬉しいのです。当然ですが、3D-RGB測光方式も時代の変化に合わせて更に磨きを掛けているはずですNikonの凄い処は、こういうフイルムカメラ時代から培ってきた基礎研究が永延と今も生きている事なのです。

オートフォーカスモジュールCAM3500

Nikon D300とD3に新たに搭載された世界最高峰の51点の測距点を持ち、しかも色を認識して追従してする事が出来るという凄いオートフォーカスセンサーであります。
本当の実力はスポーツ撮影で発揮されるはずです。それでもD300のファインダーを覗かれた方でしたら、51点もある測距点に凄さと頼もしさを感じているはずです。2008年6月の現時点でこれより洗練されている物を搭載のカメラはこの世に在りません。(そのうちに他社もコレを手本に真似する事はありえますが。)

実は私はかなり以前から、D300の独自の魅力はCAM3500に有りと思っていましたので、特集の草案を起こしてはいましたが、残念ながら、2007年11月のテニス撮影がD300発売前に行なわれ、D300とCAM3500の活用体験が出来ない為、この投稿を控えていました。そうしていたら、4月に発売した某写真雑誌に特集を組まれてしまいました。(残念です。)このCAMセンサーの能力を実感出きるのは、私はやはりスポーツ撮影の時であると思っています。51点配置で静止物の構図が取りやすいメリットも在るとは思いますが、欲を言えばもう少し測距点が外に在れば良いと思います。

それでは、私なりに雑誌の二番煎じでは無い事を述べさせていただきます。
私は、フイルムカメラ時代からF4・F5・D100・D200・D300と使ってきましたが、歴代のCAMセンサーの進化の素晴らしさは撮影してみていつも痛感しています。

Photo

1988年12月発売のNikon F4のCAM200は、中央1点配置の測距点でして、当然スポーツ撮影には向いてはいません。私はF4を自分でも愛用していますが、テニスを撮ろうと思った事は1度もありません。かなり以前のある時、私のテニス練習シーンを雑誌の取材で訪れたテニス雑誌カメラマンがF4で、撮影をしていましたが、かなりてこずって撮影していたのが思い出します。出来上がりの画像は、当然ながら今現在の普及機デジ1眼のシャッターシーンよりも劣っていました。

1996年発売のNikon F5のCAM1300でのテニスの撮影経験では、測距点が十字配置の5点で画面中央寄りの点が悔やまれています。(コレとて発売時は、当然世界最高の代物です。クロスラインセンサーがその内の3点なのはスゴイです。)、後発売のライバル機種であるCanon 1V-HSは45点配置ですが、コレも中央に集まっていました。クロスラインセンサーが全部では無く、かなりの大部分はシングルラインセンサーにて締めていました。友達のCanon EOS-3も45点配置のアイセンサー検知機能搭載ですが、瞳に必ず絶対に追従はしないし、その45点の中から1点を選んでも、ジャスピンと言う事は有りませんでした。多点といえどもそのほとんどが、シングルラインセンサーだから当然なのです。

F5に話を戻しますと、Nikonは測距点の間隔が開いている事は十分認識していたようで、中央と左右の3箇所に関しては、縦横検知能力のクロスラインセンサーを配置していましたし、撮影シーンによっては、センサー部分を拡大させて合わせる能力も持ち合わせる事によって、測距点の間隔をなんしてでもカバーさせようとしていました。こういう意地らしい処がNikonの頼もしい処ですね。

デジ1眼に成りますと、私はNikon D100を使っていました。このD100は、実はフイルムカメラのF80をベースにして、デジタルユニットを搭載したカメラなのでして、オートフォーカスモジュールは共通のCAM900なのです。仕事で静止物をよく撮影しましたが、それ程評価できるシステムとは思えなかったです。よくフォーカスが合わないで、ホワイトアウトしていました。

Nikon D200は、CAM1000で11点配置なのですが、まだまだ画面中央寄りなのです。ですが、D200でダイナミックAFモードを使って、2006年に初めてテニスの撮影しましたが、11点配置のお陰でテニス選手をかなり捕まえやすいのには嬉しかったです。F5よりも断然オートフォーカスとシャッターレリーズは早いとは思えませんでしたが、捕らえられれば、期待に答えた写真が撮れていました。掲載画像はD200とAF-S 300mm F2.8Dで撮影した画像です。インパクトされたボールの黄色い毛が舞っているのが解りますでしょうか?

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CAM1000は、かなり良い線をいく性能を持っていますが、選手がネット前で、ボレーを打つシーンの撮影には、まだまだ追従出来ない不満があります。

Nikon D300搭載のCAM3500は上位機種D3と同等のユニットであり、画像がDXフォーマットと小さいお陰で、51点の測距点がかなり画面周辺へ広がっています。しかも被写体の色を追いかけてピントを追従させる事が出来きます。

Cam3500

恥ずかしながら、プロテニスの試合が2007年に撮影出来ませんでしたので、CAM3500の本当の能力は味わってはいません。D200のCAM1000で撮影していた時に、同じスタジアム内にいるプレス達はD2のCAM2000を使って、私より確実に撮影が出来ている感じがしていましたので、そのCAM2000よりも上の性能が在るCAM3500ならば、それ以上のシャッターシーンを捉えられるはずです。その実験と成るテニスの試合は2008年の秋開催まで待たなくてはいけませんが、撮影を致したアカツキには、CAM3500の本当の実力をご紹介いたしたく思っています。

Photo_2 

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