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2008年12月12日 (金)

Nikon D300とAF-S ED 300mm F2.8D サンニッパで、プロテニスを撮る(12)

「運命のコートボール」と、「これが私のテニス撮影」

今回は、2008東レ パンパシフィックテニスの撮影レビューの最後と致しまして、恐らく私だけが、撮影出来たと思われます貴重な1シーンを皆様へお見せ致したく思います。題しまして、「運命のコートボール」915日に有明コロシアムにて、東レ・パンパシフィック大会の予選第3日目からです。

この日は、クルム伊達公子選手が本選出場を掛けて戦い続けた3回戦なのです。この戦いの勝者が本選出場権利を獲得するのです。相手はカナダのアレクサンドラ・ウォズニアク選手です。

Dsc_0326

Dsc_0425 伊達選手のスゴイ汗の様子から、白熱した試合である事が伺えます。

撮影機材:Nikon D300 & AF-S ED 300mm F2.8D

試合は、日本国内では、一回り以上若い世代と対戦しても決して負ける事の無い、伊達選手なのですが、健闘も空しく、1-6 : 1-6で敗れて本選出場の夢は叶いませんでした。その最後のシーンを捕らえたのが、次の画像なのです。題しまして、「運命のコートボール」です。

試合後半の伊達選手は、押され気味で劣勢に立たされていました。そこで試合を制する為にネット前にダッシュして勝負に出ました。この1球は、その試合結果を左右する存在であり、誰もが息を殺して伊達選手のラケットから放たれたそのボールに注目していました。Dsc_0457

伊達選手がボレーに入と、私はD300のファインダーから彼女を追っていました。その時の彼女の形相が凄まじかったは、今でも目に焼き付いています。私は、このタイミングを逃しては成らないと思って目測で1度きりの撮影チャンスに望みを掛けて、シャッターを切りました。レリーズした次の瞬間D300のミラーが上がりファィンダーは、完全にブラックアウトしています。すかさず私は、彼女の体が固かったので、打球がネットしたのだと直感しました。ミラーが下がりファィンダーから再び光を感じとれた次の瞬間に私が目にしたのは、放たれたボールがネットストラップに当たってコートボールと成って落ちたシーンでした。その瞬間にコロシアム内には全観衆全員のため息がこぼれたのでした。Photo

この「運命のコートボール」のシーンを撮影出来たのは選手ベンチの直ぐ後ろに居たhideだけだと思います。皆様には、ボールのインパクトシーンでないからそれ程意味が在る画像には見えないのかもしれません。でも実際にワンショット撮影で、ファィンダーでは見えない伊達選手のネット反対サイドから飛んでくるボールの飛び方を予測して、レリーズラグと伊達選手のインパクトを予測して、己の計算した判断力だけでシャッターを1度限り切っての撮影ですから相当に難しい物なので、そこにテニス撮影の奥深い醍醐味が在ると思います。撮影機材がどんなに進歩しても、最後にシャッターを切るのは撮影者の技量が求められるのです。Dsc_0458

『シナリオ等の無く、誰にも結果が解らないテニスの試合に、選手が全身全霊を掛けて挑み、撮影者はその選手の精神と技の権化である黄色い打球を必死で捉える。』これが、私の思うテニス撮影なのです。

皆様には、長かったかと思われますが、全12回に渡ってレビューを御覧いただきました事、私くし御礼を申し上げたく思います。(感謝です!)

Nikon D300AF-S ED 300mm F2.8D サンニッパで、プロテニスを撮る』 -----「完」

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